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ここでしか書けない創刊秘話

音楽誌「音に生きる」創刊までの挫折・苦労・感動…悲喜こもごもの本音を編集長が語る!

編集長がカメラマンで社長じゃ、ダメッ?

【第20話】
「名刺をもらった先方が不思議そうな顔をしていますよ」
方向性が見えてノリノリで取材を重ねていくボクに、目一杯のオブラートを包んで忍は告白したのである。
言われてみればね、そりゃあそうだよね。
社長が編集長やっていて、さらに写真を撮っていたら、まるで家庭菜園みたいだものネェ。
どこの馬の骨かもわからない輩のうえ、社会的に見てもあまり常識的じゃないとすれば、日々活路を探して苦労している忍にはたまったもんじゃないだろう。
本音では「ジャマするなっ」くらい言いたいかもしれない。
反省である。
かといって、せっかく取材に同行しているのになにも仕事しないのはもったいない(またまた出た〜、ケチ社長)。
悩んだ末、究極の結論(って、それほどのもんか)にたどり着いたのだ。

この日から仲良しトリオのフォーメーションはこうだ。
「副編集長の印南です」と、名刺を差し出す印南。
「編集の忍です、今日はありがとうございます」と、名刺を差し出すスーパー編集員の忍。
「カメラマンの北村です。あっ、すいません。名刺きらしちゃって」なんてヘラヘラするボク。
うー、なんだかみっともないぞ。
だが家庭菜園よりはいいだろうと、創刊号は仕方なくこれでいくことにした。
「なんだかなぁ、編集長としての顔を作りたいのになぁ」
愚痴っても仕方ない。
今号が終わったら編集長の名刺を作ろう。
そんでもって「北村です、よろしくお願いします。ボク実は写真も撮るんですよ」って、さり気なくカメラバックを開けるのだ。うん、これなら大丈夫だな。
福山さんも写真撮るし、ベストなカタチだろう(ってお前、福山雅治さんを引き合いに出してんじゃねぇよ)。