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ここでしか書けない創刊秘話

音楽誌「音に生きる」創刊までの挫折・苦労・感動…悲喜こもごもの本音を編集長が語る!

コンベンション

【第14話】
先週の初取材から週があけ、もう8月も終盤にさしかかるという21日、月曜。
今週はバシバシ動く予定になっている。
情けないことにほとんどが忍の仕込みによるものだが、こうしてでもねじ込まなければ先に進めない。
さっそくこの日はレコード会社への取材、あいさつ。
そして、ちょっと楽しみなのが、ワーナーのコンベンションである。
この催しは所属アーティストたちをプレス(報道機関)や関係者にプレゼンテーションするといった、いわゆる発表会だな。
バイクの世界でもこうした業界人向けの発表会はあの手この手で楽しませてくれるから、いつもなるべく行くようにしている。
まして業界が変わるとどうなるものか? もう楽しみで楽しみで。
スッゲー残念なのは洋楽部門のプレゼンに取材が重なってしまい、泣く泣く断念。
邦楽部門の受付時間、5時を少し回ったところで会場入りした。

東京国際文化フォーラムを舞台にしての大プレゼン大会は、さすが音楽業界!!
洗練されていて華やか。
バイク業界も大きなプレス発表になるとそれは華やかなんだけど、コッチと比べるとやはりオイル臭い(笑)。
それとバイク関係のプレスって、おしゃれな人(ボクも人のこと言えないけど)少ないんですよ。
コッチはみんなアカ抜けていて、カッチョイイ方々が集まっている(汗)。
会場中央のスクリーンでは、次から次へとプレゼン用のフィルムが流れていった。

そして驚いたのはその後、スペシャルライブに登場した絢香だ。
ファンの方には申し訳ないが、まばらな客席を埋めているのはほとんどが関係者である。
まったく盛り上がらない。
それでも、腕を組んで商品としての品定めをするかのように聴いているまばらな観客にむけて、パワフルにうたいまくる彼女には本当に感動させられた。
粗い部分はまだまだあるが、それがよけいに伸びしろの大きさを感じさせる。

プレゼン終了後、懇親会の会場へと向かう長い列で「よかったよねぇ、絢香」と印南に声をかけると「前回ここで見たときより格段にスケールアップしたよ」とのこと。
さらに「インタビューやらない?」と。
「うん、いいよね。絶対に『来る』シンガーだしね」
「たぶん、この後の懇親会にマネージャーがいるから申し込んでみるよ」
うーん、頼もしい。
さすがに長いことこの業界でやってきただけのことはある。
さすがだよ、副編集長。
ところがっ、懇親会の会場がもう人、人、人なのよ。
この中からマネージャーを探すのは至難の業、しかもボクはこの後もう1本予定が入っている。
仲良しトリオはここで別れ、印南と忍にインタビュー申込みの使命を残し、ボクは会場を去ったのだった。

翌日、「ちゃんとマネージャーさんに会えました、申し込めました」との忍の報告にホッ。
こうして実現した巻頭インタビュー。
取材ネタは現場にある、編集の鉄則なのである。