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ここでしか書けない創刊秘話

音楽誌「音に生きる」創刊までの挫折・苦労・感動…悲喜こもごもの本音を編集長が語る!

幻の編集4課、紆余曲折の末に解散?

【第9話】
今回新しい分野に飛び出そうと創設したのが、媒体局編集部4課である。
社内の部員は今のところ編集長のボクとデスクの忍。
社外には頼れる相棒もいる…、が、たったの3人。
繰り返し行なった外注面談で得たスタッフも、女性のライターが1人。
単純に…、足りない。
少し部署をいじって再編成しなければと思っていた矢先に、前述の不祥事。
起こしてしまったのは編集3課という、バイク雑誌と日夜格闘しているところである。
編集の長たちとボクの4人で議論を繰り返し、この3課を中心に人事異動と部署再編成を行なうことを決めた。

目玉は編集1課で『タンデムスタイル』というバイク雑誌の副編集長を務めながら、編集部全体のリーダー職も務める谷田貝、通称やたぐわぁの異動である。
つくるということへの情熱と集中力は社内でもトップクラス。
ラクをしようという考えと、計算という概念がないため、締め切り前には毎度瀕死の状態になっている、学習能力のない男である。
この人事の意図は?
これまで3課の仕事は一応ボクが監督していた。
ところがボクは残念なこと(?)に社長。
事務や総務、人事も兼任していて、引っ越し対策委員長でもある。
どうやりくりしても、編集部にいられる時間は今が限界。
だから信念が継承できずに今回の不祥事になったのではないかと。
そこで谷田貝に白羽の矢が立ったのだ、パチパチパチ。
ヤツにはボクの思いをさんざん話してきたから、たぶん、耳にタコさんのハズだ。
同時に、4課だってしっかり監督できないジャンと、4課は3課に吸収されることになった。
えーっ、忍の名刺は4課だよ。
まあ幻に消えたってのは後々おもしろいよねと、極めて軽いノリで4課は一ヶ月もたたないうちに消滅した。
てなわけで、編集3課はバイク雑誌を月刊ペースでつくりながらこの本を創刊させるという、究極の地獄が味わえることが容易に想像できる課となった。
このありがたい課に配属になったのは谷田貝に続き、にっこり笑って外注を操る安定度No.1の小笠原。
もともと3課の人間で、今回の不祥事で地獄を見た。
創刊も…、いずれにせよ地獄続きである。
同じく3課の工藤も留任在籍。
ボブディランとグレイトフルデットをこよなく愛する女性編集者で、入社時はバイクの免許さえ持っていなかったのに、今ではビッグバイクを乗りまわし、メーカーのイベントでは特別賞を取るほどのスーパーハイテクライダー(ちょっとウソ)に成長した努力家でもある。
そして澤田。コイツは寡黙な男を演じているのか、地でやっているのかわからないが、ニックネームが処刑ちゃんという妙なヤツ。
谷田貝と同じく1課からの異動だ。

気合いは十分だが、なんせ締め切りに弱い面々。
期待と不安がどっさり詰まった編集3課の明日やいかに???
このときすでに、創刊号の発売予定日まで3ヶ月を切っていた(恐怖)。