menu 最新号紹介 創刊への道 めざせ! 音楽業界★ 音に生きる 音楽ギョーカイMAP オトイキ編集部ブログ

ここでしか書けない創刊秘話

音楽誌「音に生きる」創刊までの挫折・苦労・感動…悲喜こもごもの本音を編集長が語る!

のばしのばしのXデイ

【第1話】
「いいよ、それ。おもしろいよ」

「いいですよねぇ、いけますよ」


この日は本格的なプロジェクト会議としては第1回目となる。
ボクはこの時点では、アドバイザーレベルで創刊に絡もうかと考えながら議論を重ねていた。
ここからさかのぼること約1ヶ月前。
企画書がボクのところに提出され、基本的にはGoを出した。
企画営業部署の3人がプロジェクトチームを結成、この日まであれこれと模索してきたうえでの会議となった。
ボクは何冊もの本の編集長をかけ持ちしながら、それ以外にも次々と仕事が舞い込みなかなかまとまった時間がとれない。
そんなこんなで、Goは出したもののこの会議まですでに1ヶ月以上が経過してしまっていた。
ずっとこんな調子ではマズイ。
この会議で具体的につくり始められるように決めるべきことを決めたい。
広告料金、進行スケジュール、webの活用などなど、本作りの外壁については意外とスムーズに決まっていった。
「さて、創刊日ですが…」
うちは多分、日本一締め切りに弱い編集部と言っていい。
常に進行がメチャメチャなのである(恥)。
だから今日の会議はここに触れたくなかった。
「つくり始めてから…、なんていうかなぁ、そう、滑り始めてからでいいんじゃない」
ボクのこのセリフに象徴されるでしょ、日本一進行がヘタな集団というのが。
「ダメです。広告営業ができません」
「そうだよねぇ」
通常の業務では、営業も一応守備範囲内であるボクには、んなこたぁ百も承知なのである。
カレンダーをペラペラ。
これでもかっ!というほどのマージンを取って「10月19日にしよう」と小さく言った。
一同「そんな先かよ」と、言葉にはせず合計6個の鋭い目が訴えている。
「だってさぁ、○○がこうなって××するじゃない。だから…」
ぐだぐだとわけの分からぬ言い訳を繰り返していると「まっ、しょうがないですよね」と、ひとりが折れてくれた。

「ねっ、大安だしさぁ。ねっ。ねっ」
一同いやいやながらも頷いた。